宇宙人母が伝える楽しい地球の歩き方

宇宙人母KAYOがプロデュースする楽しいイベントのお知らせや、地球ライフを楽しくするヒントを書いています。

娘の高校入学〜インクルーシブ教育に思う

こんにちは。宇宙人母KAYOです。

先日、娘の高校の 入学式がありました。

f:id:kihiru777:20180910202823j:plain

 

かっこいいブレザー姿ですっくと立っている姿に遠くからジーン・・・

いろんな思い出がよみがえりました。

 

 

進学先が決まらない

わたしの娘には軽度の発達障害があるのですが、去年、進学先の高校がなかなか決まりませんでした。

 

最初は、発達障害の子も受け入れている私立高校を第一志望にしていて、体験入学にも何度か参加しました。

 

しかし、夏前に

「うちでは受け入れられません」

と、学校側から断られてしまったのです。

 

知り合いの発達障害のお子さんもその学校に通っており、ずっと前からその高校に行くつもりでいたので

「なんで!?」

と、青天の霹靂でした。

 

そこからまたあちこち学校見学です。

 

通信制からフリースクールまでいろんな高校がある

通信制の高校や、フリースクールのようなところも見に行きました。

 

登校は週1〜4日だけだったり、授業も試験もパソコンで受ける形式だったり、教室がまるで塾みたいだったり、音楽や体育がなかったり。

高校っていろいろあるんだなぁ、と勉強になりました。

 

発達障害の子ども達が通う学童保育の先生が、

「この子たちの進学先を作りたい」

という熱意で高校を始めたというところや、

「発達障害の子は、単純作業じゃなく、個性を活かした仕事が可能だと思うんです」

と、ダイバーシティ(多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと)について熱く語ってくれた先生とも出会いました。

こんなにも、発達障害の子どもことを支えたいと思っている人たちがいるんだ、と、心強くなりました。

 

そして、スクーリングもある通信制の高校が、少人数でのんびりしていて、娘にいちばん合っているかな、と考えていたところ、中学の担任の先生に地元の公立高校を提案されました。

 

インクルーシブ教育とは

その高校では、インクルーシブ教育といって障害のある子もない子も共に学ぶ制度が去年から始まったのです。

 

インクルーシブ教育のことは以前、県が主催する説明会に出て知っていました。

でも、特別支援学級のゆったりした雰囲気になじんでいたので

「大勢と一緒に同じ教室で学ぶって大丈夫なのかなぁ。

置いてけぼりになるんじゃないかなぁ」

と、わたしは勝手に心配していました。

 

しかし、実際にこの高校の見学にいったところ、校長先生はじめ、大勢の先生方がインクルーシブ教育にかけるとても高い熱意が伝わってきました。

 

そして、それまで見学してきた通信制の高校やフリースクールに比べて、校舎や体育館、グラウンドなどなんと立派なことでしょう。

「税金のチカラはすごい・・・」

と、あらためて思いました。

 

娘も、この高校をとても気に入って、入学を志願することを決めました。

 

特別支援学級から普通高校へ

それでもわたしには

「中学まで特別支援学級にいたのにいきなり高校の勉強についていけるのかなぁ」

という懸念が残ってたのです。

 

でも、その頃出会ったある女性が、こんなアドバイスをくれました。

「障害のある子が身近にいないと、みんな、どうやってサポートしていいのかわかんないのよ。

お嬢さんが、まわりの子を教育するつもりでいればいいのよ」

 

それを聞いて、わたしは自分が

「娘をまわりに合わせなくては」

と、思いこんでいたことに気づきました。

 

「この子が、自分らしく高校生活を送ることをいちばん大切にしよう」

と、あらためて思いました。

 

そして、体験入学、面接を経て、晴れてこの高校の生徒になることができたのです。

 

インクルーシブ教育はまだ始まって二年目。

まだまだ試行錯誤のところもあるなぁと感じています。

でも、傍観者ではなく、ともにこの制度を作っていく当事者として参加していこうと思います。

 

それにしてもわたしが高校生だった頃、高校というのは行けてあたりまえだと思っていました。

それが、今回の娘の高校入学を通じて、あたりまえではなかったことに気づきました。

 

校舎があって、教室に机とイスがいっぱい並んでいて、黒板があって、本がたくさんある図書室があって、体育館があって、グラウンドがある。

そんな、一般的な高校に入れることが、こんなにありがたいことなんだとあらためて気づきました。 

 

娘は、小学校のころ、学校からの帰り道、なかなか帰ってこないことがよくありました。

心配になって見に行くと、彼女は、歩道橋の下でボーっとすわりこんでいたり、セミの抜け殻をじーっと観察していたりしました。

 

あきれて

「どのくらいここにいたの?」

って聞くと、

「しまった。時間をはかってなかった」

って、返事がかえってきたことも。

「いや、そういう意味じゃなくてね・・・」

と、思わず笑ってしまいました。

 

そんな娘が、今は、自分の定期券をもって、電車とバスを乗り継いで高校に通っています。

隔世の感が(T_T)

 

娘のおかげで、あたりまえの幸せに気づくことがずいぶんふえました。

そして、どれだけたくさんの人に支えてもらっているかということも。

娘と出会えていなかったら、わたしは、もっともっと傲慢な人間のままだったでしょう。

 

なにが娘にとっての幸せなのかは今でもよくわかりません。

後で、

「あっちの進路を選べばよかった」

って後悔することもあるのかもしれません。

 

でも、今のわたしにできることは、彼女が自分自身で選んだ道を精一杯サポートすることだけ。

そして、みなさんから受けてきたたくさんの愛を、まわりにも広げていきます。

 

娘ちゃん、まだまだ未熟な母ですが、どうぞよろしくね!

そして、たくさんの幸せをありがとう。